基礎研修Ⅰを受けての気づき

  こんにちは、新大阪・西中島の伊東弘嗣司法書士事務所の代表の伊東弘嗣です。

  先日、無事に大阪社会福祉士会で基礎研修Ⅰを修了できました。
  事前課題のレポート、都合8本(数え方によって異なる)書きましたが、社会福祉士としてのレポート作成は毎度悩まされます。それは恐らく、①向かうべき敵がいない、②絶対的(と思える)正解がない、などが要因なのだと思います。普段の仕事で準備書面だと結構書けるんですが、社会福祉士レポートは専門学校の時も含め、なかなか筆が進まず、従ってできあがった作品はどれも苦心(苦肉の?)の作でした。
  また、私はグループワークも苦手です(なのに社会福祉士になるなんてトンチンカンと言われてしまいそうですが、社会福祉士にもいろんな人が居て良いということで軽く流してください。)。職業柄、普段、一方的に物事を説明したり、質問に答える形の話し方が多く、その場で出会った初対面の人たちと議論を熟成させていく機会がないからだと思います。ですで、これは今後のトレーニングで克服できるんじゃないかと思います。
 そんなこんなで基礎研修Ⅰ、どうにか修了できたわけですが、大いなる気付きがありました。それは、社会福祉士の「共通の」専門性が、人及び環境並びに人と環境の相互作用に働きかける点にあるということです。
  これは受験知識でもあり、社会福祉士にとってはバイスティックに匹敵するくらい常識なのですが、改めて法律職との違いを鮮明にするものと実感できたからです。
  すなわち、法律職は、困難を抱えたその人(依頼者)に介入するものの、例えばその人の家族(依頼者でない)の抱える困難といった環境に介入することはあまりありません。というか、環境への介入はお節介であり、仕事でないと言えると思います。
  ところが、社会福祉士目線で見ると、それこそがまさに仕事であり、介入すべきポイントということになるのだと思います。
   また、法律職は2当事者対立構造の一方に肩入れした介入をすることが多いですが、社会福祉士にはそのような発想がありません。
  この点は、それぞれの専門職の守備範囲違いを明確にするものとして、とても腑に落ちました。
  考え様によっては相容れないこの二つの専門職の専門性の違いを自分の中でどう融合していくか、それが次の課題になった瞬間でした。
  やればやるほど深くて興味深い世界です。まだまだ探求は続きます。

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 代表 伊東 弘嗣(司法書士・社会福祉士・行政書士・(社労士(予定)))

伊東弘嗣の司法書士事務所

新大阪・西中島界隈にある事務所です。司法書士・社会福祉士・行政書士・もうすぐで社労士・大学生である伊東弘嗣がその知識と経験を活かして様々な問題解決・改善のサポートをします。

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