司法書士の伊東弘嗣です。
バリデーションについてざっくりまとめてみます。
・支援する側もされる側も幸せになる技術→後見業務をする上で知ってて損はない。支援者が自己の支援に自信を持てるようになりバーンアウトを予防するという効果も。
・エリクソンのライフタスク論を理解の助けとする→やや強引に感じます。
・感情の言語化→バリデーションに限らず、言語化は気づきを促すものとして大切ですね。
・嘘はつかない→当たり前のように思えますが、その場しのぎのため嘘をついてごまかす、なんてついついやってしまいそうです。でも、その嘘、見抜かれていることに注意です。
・認知レベルに焦点を当てるのでなく、感情レベルにアプローチする手法であること→これが肝ですね。
・言語化できていない感情に共感しその感情を吐き出してもらう→信頼関係構築にとても役立ちそうです。
・人生の未解決の課題解決支援(ライフタスク論)→確かにこう考えると陰性感情を持たなくて済みますね。
・理論、基本的態度、テクニックの3つで構成される。
・基本的態度のうち傾聴、共感、受容(強制しない)は相談援助の基本ですが、誘導しない(ペースを合わせる)、嘘をつかない・ごまかさないという点がこの技法の特徴でしょうか。
・「認知の混乱」、「日時・季節の混乱」、「繰り返し動作」、「植物状態」という解決の4つの段階→あまり意識しないでも良いように思います。
・「傾聴」は積極的傾聴であること→この点はさらに理解を深める必要があります。
・「共感」にはキャリブレーションが必要です→この点もさらに理解を深める必要があります。
・言語テクニックとして、リフレージング(リフレーミングじゃない!)、オープンクエスチョン、反対のことを想像する、極端な表現、レミニシング(昔話)
・非言語テクニックとして、ミラーリング、アイコンタクト、タッチング、音楽を使う、はっきりとした低い暖かい声、あいまいな表現、行動とニーズを結びつける、共感した感情を言語化する
・支援者視点でのバリデーションは全ての行動には意味があると考えます。その行動の意味を理解しその行動をあるがままに受け入れます。
・精神疾患、知的障害、若年性認知症、アルコール依存には効果的でない。
⇒認知症を抱えた方の不可解な行動、問題行動には理由がありその行動は、その人の感情を表したもの。その感情を表出して安心してもらうことがバリデーション(私見)。
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伊東司法書士事務所
司法書士伊東弘嗣(社会福祉士・行政書士)
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